高村工業株式会社

残存型枠 Technology.05

残存型枠

残存型枠 ダブルコートカチオン電着塗装で、内部の錆びを防止。高村工業が、コンクリート業界に旋風を巻き起こしています。

残存型枠とは、コンクリート打設・養生後に取り外す必要のない薄肉コンクリート製型枠。ダブルコートカチオン電着塗装により錆びによるコンクリート内部の破壊を防止します。
国土交通省の 新技術情報提供システム(NETIS)において、NETIS登録技術の活用件数ランキング2位になるなど、コンクリート業界に旋風を巻き起こしています。

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プロテロックメーク・ピアスについて

「プロテロックメーク・ピアス」は、当社関連会社のタカムラ総業(株)で開発された、型枠脱型不要な残存型枠。
意匠性に優れたメークと機能性に優れたピアスがあります。どちらも薄いコンクリート製の型枠パネルと専用組立金具で構成されています。
型枠脱型が不要なため、工期短縮・コスト削減につながります。また、コンパネ等の廃棄物が出ないため、熱帯森林資源の保護にも役立ちます。

プロテロックメーク・ピアスの画像が表示されています。

プロテロックメーク・ピアスのメリット

  • 1.建設廃材0(ゼロ)。型枠として使用し、取り外さない為廃材が出ません。
  • 2.型枠パネルの中には支保工代わりの形鋼・メッシュ〈ダブルコートカチオン電着塗装処理〉が内蔵。
    構造物内部より安全に組立できます。
  • 3.型枠パネルは全国型枠工業会各社工場で製造され、現場での解体作業が不要。
    工期と労務費が大幅に削減されます。

コンクリート内部の防錆効果

コンクリートは強アルカリ性のため、内部の金属は錆から守られていますが、酸性雨や排気ガスなどの影響により、コンクリートの表面から徐々に中性化が始まります。表面に近い金属は錆びにより膨張し、やがてはコンクリートを破壊してしまいます。
メーク・ピアスの型枠パネルは、エポキシ塗装であるダブルコートカチオン電着塗装による防錆対策を施しています。
内部の防錆効果が高いため、パネル自体もより薄くすることが可能に。防錆効果だけでなく、軽量化も実現しました。

ダブルコートカチオン電着塗装ならではの優位性

コンクリート内に入れる金属の防錆処理にはエポキシ塗装が優れていることが認められていますが、メーク・ピアスにはコンクリート打設時の側圧に耐える十分な強度剛性を得るためのメッシュを内蔵。
メッシュはほとんどがエッジ部となるため錆に弱い側面がありますが、世界一の端面耐食性を誇るダブルコートカチオン電着塗装を施すことで、より高い防錆効果も得ることができます。

塩害促進試験

環境区分 作用方法 環境温度 作用日数 1サイクルの日数
湿潤 飽和食塩水の散水 20℃ 3日 7日
乾燥 熱風乾燥 55℃ 4日
配合/セメント+砂 試験サイクル/60サイクル(420日)試験結果比較写真
当社ダブルコートカチオン
電着塗装
素材 電気亜鉛メッキ 亜鉛メッキ(ドブ)

残存型枠施工事例

残存型枠加工事例の画像が表示されています。

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